夏祭り
夏の風物詩の一つといえば、夏祭りを思い浮かぶ方もいるのではないでしょうか。
この夏祭りですが、新型コロナの影響での中止が続いていましたが、2022年は3年ぶりに、ようやく再開される地域もでてきたようです。
コロナの影響で、日本全体が暗い雰囲気に覆われているような感じもするので、ようやく明るい兆しが見え、暗い雰囲気を吹き飛ばしたいものですね。
◆「お祭り」の起源
ちなみに、「お祭り」の起源は、皆さんご存じでしょうか。
歴史書の古事記に、「天の岩戸隠れ」という神話がありまして、簡単に書きますと、
アマテラスオオミカミは世を照らす太陽神で、その弟にスサノオノミコト(海の神)がるのですが、このスサノオノミコトは荒くれものでいつも周りに迷惑をかけてばかりだったようです。
その様子にアマテラスオオミカミは心を痛めてしまい、岩戸の中に隠れてしまいます。
太陽神のいない世は暗く災いの多い世界となってしまいました。
困り果てた八百万の神々が話し合い、太陽神を招き出すために岩戸の前でどんちゃん騒ぎをしたのですが、その楽しそうな様子に誘われて太陽神が出てきたため、再び明るい世を取り戻すことができました。という話です。
そして、このどんちゃん騒ぎが祭りの始まりといわれています。
まぁ、広く独自の解釈ですが、「お祭り」とは、どんなに暗い世の中でも、知恵と工夫と行動で、明るい兆しが見えてくるという風に捉えてもよいのかなと思いますが、いかがでしょうか。
◆「夏祭り」の由来
次に、「夏祭り」の由来はご存じでしょうか。
あらゆる自然の中に神の姿を感じた昔の人たちの「生活」の中から生まれた「祭り」ですが、日本のあちこちで
行われる「お祭り」は、昔の日本では稲作が中心であったため、稲作につながっているものが多いようです。
「春祭り」は、農業の始まりを神様へ御奉告するとともに、その年の実りや豊作を祈念するもの。
「夏祭り」は、豊作を妨げる害虫や台風を追い払うこと、また夏は疫病が流行しやすい季節だったことから、
疫病退散を目的とするもの。
「秋祭り」は、農作物の収穫を、神様に感謝し、捧げ物をしたり祝宴をひらいたりするもの。
ちなみに「冬祭り」というのは、なさそうです。
そう考えますと、コロナ禍にあって、疫病退散という目的をもつ「夏祭り」の再開は、なんとも今の状況にぴったりな気がしてきませんか♪
コロナ禍で、第7波もきていますので、コロナに対する考え方は、個々によって様々だと思うものの、
私個人の思いとしては、折角、再開されるのですから、暗い重苦しい雰囲気を吹き飛ばし、また疫病退散を祈念して、「夏祭り」を楽しみたいなと思います。
「暗い所に花は咲かない」とも思うので、ネガティブな環境や思考に囚われたり、それに負けたりせず、知恵と工夫と行動で、明るくいきたいものですね♪
夏祭りと、暗い所でのみ咲く花火を見ながら、風情と情緒ある夏を感じたいなと思います♪